地酒知識の探求

■生産量・飲む量■
年間の生産量は約6万Klを出荷し、飲む量は県民一人当り1.8l瓶で約15本と全国平均の8本に比べ2倍近くも飲んでいます。

■酵母■
秋田で開発された吟醸用の新酵母「秋田流・花酵母」は平成三年全国新酒鑑評会において26の蔵元が金賞受賞という輝かしい成績を残し、全国一となり同酵母は現在「協会15号」として、全国の蔵元で使用されている。

■自然■
秋田の酒のおいしさの最大のポイントは「自然」なのかもしれません。毎年十二月から二月にかけての最も寒い時期が酒造期となります。この時期は寒く冷たく降る雪と書いて「寒冷降雪期」と言い、雪が降って空気はきれいに浄化され、蔵ごと雪に埋もれた環境は低い温度でじっくり発酵させる「秋田流低温長期発酵」という技術をあみ出しました。

資料・協力 福乃友

       
 

蔵元を探求していくうちに、色々な専門用語やら今まで見たことの無い道具に遭遇してきました。勿論業界の人なら知っているのが当たり前の事でも、単なる「酒好き」には新鮮な感動を覚え、酒を飲むたび今までとは違った味わいがあります。皆さんもここに書かれた「うんちく」もどきをお酒を楽しむ為にも是非活用して下さい。

ちなみに左の写真は「スギ玉」「酒ばやし」と呼ばれるものでご年配 の方はご存知だと思いますが、昔は地方の造り酒屋の軒下に杉の葉を束ねて切り揃えたものが下げられていました。造り酒屋であることを示す一種の看板であり、杉の葉がだんだん茶色に変色していく度合いと、新酒の熟成具合を合わせみていたようです。年の暮れあたりに新しい酒ばやしを出す事で新酒ができましたとゆう知らせにもなった訳です

写真のスギ玉は「両関」さんの入り口にあるものです

       

 

この写真は蔵のある場所で撮った写真ですが、わかりますか?

正解は麹室で室内の温度調整をする為の熱線です。蔵によっては温風ヒーターを使ったりとさまざまですが、一応目に付いたので撮っておきました。いかに温度管理とかが難しくて、お酒にかける情熱が伝わります。

 

酒蔵に舟?
   
 
写真左が「舟」と呼ばれるもので(正式には槽と書きますが)、お酒を搾る時に使われるものです。真中の写真は絞る時に上から押すわけですがその押すプレス機です。この舟は大体が吟醸酒以上のお酒に使われ、普通酒等は写真右のジャバラ形式で横からプレスするタイプのものを使います。このプレス機で絞った「カス」が酒粕と呼ばれるです。蔵元の「刈穂」さんではこの舟が6つあるのにちなんで「六舟」というお酒もあります。
 
蔵の屋根の張
 
  どこの蔵元もさすがに歴史を感じます。近代的なものに変わりつつも、どこの蔵もちゃんと蔵の文化を残しています。
 
とある蔵の天井ですが、柱の間隔が狭いのがお分かりでしょうが、理由は蔵の中部分にはほとんど柱が無い為とやはり秋田は雪国ですから、屋根に積もった雪は何トンにもなりますから、強度的な問題でこういう作りになってしまいます。